中学の柔道で、膝を痛めました。
子どもの頃から柔道をやっていました。中学生のとき、膝の前十字靭帯を痛めました。近くの接骨院にかかりましたが、そのときは靭帯が切れていることに気づいてもらえませんでした。
痛みをこらえて、そのまま柔道を続けました。そして高校2年生のとき、同じ膝をまた痛めて、別の院で「これは靭帯が切れているんじゃないか」と。MRIを撮ると、前十字靭帯は、もう溶けてなくなっていました。
もしかしたら、違う未来があったかもしれない。
これは私の勝手な想像です。でも、あのとき正しく見てもらえていたら ── 私はもっと上のレベルで柔道を続けられたかもしれない。そう思う自分が、今もいます。
選手として結果を残しきれなかったことは、今でも悔しい。けれど、その悔しさが、私をこの仕事に向かわせました。
だから私は、柔道整復師になりました。
ひとつの見立てが、子どもの将来を左右してしまう。子どもたちは、みんなダイヤの原石です。その原石の未来を、見落としで曇らせたくない。
自分のような選手を、もう二度と作りたくない ── それが、私がこの道を選んだ、いちばん大きな理由です。